新種のバラ開発を巡る犯罪コメディ。
薔薇育種家（ローズメイカー）エヴのバラ園は経営困窮に陥っていた。そんな時、職業訓練所から3人を雇うことに。前科者や人とのコミュニケーションがうまく取れない女性などだが、彼らの才能が世界に一つのバラを生み出すのだ。
エヴ役のカトリーヌ・フロ。頼りにならないが、いつしかピンチを救っている助手ヴェラ（オリヴィア・コート）。社会復帰を目指す3人も結果オーライでエヴを助けている。そして悪役だけど悪人ではないヴァンサン・ドゥディエンヌは、エヴのバラ園を買収しようとする。どこかお人好しで憎めないキャラ。そして全員ハッピーというエンディングが嬉しい。登場する白、黄、ピンクと色とりどりのバラも楽しめるが、新種開発のためのバラの交配を丁寧に見せてくれるのも興味深い。
