見目麗しいバラがたくさん出てきて、綺麗、って言葉が自然と出るくらい、ヒーリング効果たっぷりの映画だった。目が潤った。
『大統領の料理人』ではお洒落で美しい料理を披露していたカトリーヌ・フローが、今回はバラの育種家という、これまたフランスらしい職業に転身。
彼女は実際にローズメイカーの下でバラ作りを学んだそうで、花粉を採取して受粉させるシーンとか、とても興味深かった。
一方で、人との出会いによってもたらされる幸運や再生も描かれていて、単純にバラ作りの話だけじゃないのも良い。
ねえ、あのタイミングの花言葉はずるいよ。直接伝えるよりも、シンプルで、ストレートで、彼女らしいと思った。
EDまで、しっかり綺麗なバラが見られたのも嬉しい。
作中でもいろんな表現をされていたから、バラの香りってそんなに違うの？って気になって、思わず4Dだったら良かったのにってなっちゃったよ。今度、バラの季節が来たら、きっと。
“美のない人生は虚しい。”
