たむ

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのたむのレビュー・感想・評価

3.5
ウィリー・ウォンカがどうやってチョコレート工場を作ったのか?
ワーナー・ブラザース100周年を飾るにふさわしい、夢と希望のファンタジーです。
世界初の発声映画としてワーナー・ブラザースが公開した『ジャズ・シンガー』も歌で夢と希望を描きつつ、もともとはMGMでしたが、今はワーナー・ブラザースの作品になっている『オズの魔法使』にもオマージュを捧げ、周年映画はコケがちななか、ファミリー映画として高い完成度をみせてくれました。
オリジナルのティム・バートン監督とジョニー・デップさんのコンビが絶頂期だった『チャーリーとチョコレート工場』と比べてしまうと、あの映画がいかに狂気ばしった映画だったかが良くわかります。
あの狂気は再現不能、ファンタジーミュージカルに舵をきったのは大正解で、不思議で楽しい世界観を作り上げています。
家族をしっかりとテーマの根底にしているため、作品の核もブレずに、ドラマを構成しています。
クリスマス映画ではないですが、これからのシーズンの映画館で観るのに最高の映画ですね。
たむ

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