いつもいっちゃん

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのいつもいっちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
チョコレートの反逆児。

字幕版鑑賞。
「パディントン」シリーズのポール・キング監督最新作は、なんと「夢のチョコレート工場」の前日譚。
ティム・バートンの方ではないようです笑
ティム・バートン版は毒々しい雰囲気な一方で、こちらは上質でカラフル。
何ともピースフルな映画。
この冬シーズンにピッタリの眼福ミュージカルに仕上がっていました。
ウィリー・ウォンカを我らがティミーが可愛さ全開で演じて、しかも歌っちゃう。
もはや天使。
可愛さの次元もハイレベルを維持し続ける。
悪いことを知らない完全無垢なウィリー・ウォンカが夢見ることを禁じられた街での陰謀を知る物語。
豪華絢爛な上、衣装、美術、ギミックも見応え抜群。
純粋無垢な人間が周りを巻き込んで反逆に出る。気品と優しさが常に共存した物語展開は流石ポール・キング監督。
ミュージカルシーンは綺羅びやかで、満足度が高い。
オリヴィア・コールマンとサリー・ホーキンスもほんと合うなあ。
ヒュー・グラントはこういう憎めない感じが毎度マッチする。
大画面でこんなファンタジー、思い返せばかなり久しぶり。
夢心地なまま時間が過ぎた。
完璧なクリスマス映画。
夢が詰まっている!