このレビューはネタバレを含みます
映像がとても綺麗。キャストも良い。ただ共感できないのと、悪役に魅力がなくてもったいない。
ウォンカがどうやって魔法のチョコレートを作れるようになったのか?あの冒険家でヒーローのようなウォンカはどのように出来上がったのか?知りたい部分があまり描かれてなくて、ウォンカに共感しづらかった。
彼は物語の最初から素晴らしいチョコレートを作れたし、貧乏ではあったが心は豊かだった。どうやって素晴らしいチョコを作れるようになって、心豊かなウォンカに成長したのか?そこがもっと深く知りたかったな。
映像や演出はとても綺麗だったし、歌も楽しく、キャストも良かった。ティモシーシャラメめちゃくちゃ魅力的だった…!!チョコレート食べたくなった。
ただ、ストーリーが…何だか薄いというか、もっと良くできたはずなのに…と思ってしまう。
ファンタジーならば、有り得ない出来事は有り得ないと思わせないでほしい。なんでそうなったの?と疑問に思う箇所がいくつかあり、現実に引き戻された。
ボロボロだったお店の内装が一気に綺麗なチョコレート工場になっていたり、仲間たちが絶妙なタイミングで助けてくれたり。これらはファンタジーであれば簡単に受け入れられるはずなのだが、今回はなぜダメだったのかな。。
あと、悪役の3人が薄っぺらい。ただ悪い酷い人なだけで、魅力がない。
ウォンカとヌードル以外の役は全体的に控えめな印象だったのも残念。
終わり方は綺麗で希望があって良かったと思う。