きゃら

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのきゃらのレビュー・感想・評価

3.9
夢のような楽しさの詰まった素敵なミュージカル映画でした。

「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚という事だけど、この中では主人公ウォンカは元々裕福では無く素直で優しい人柄でチャリチョコとは設定が違う部分がありました。
でも、これはこれとして楽しめました。

開いたカバンの中でチョコレートが製造されたり、チョコレートを食べたら魔法にかかったようになったり、風船で夜空を飛んだりと絵本の中に入ったような世界観に浸れました。

今はもう居ない母が作ってくれたチョコレートを胸にチョコレートを作って売るお店を開くという夢を持つウォンカ、それを阻止しようとする悪人達が居て、でもめげずに夢に向かって進むウォンカがとっても魅力的です。

悪人達も誰も彼も美味しいチョコレートの魅力には抗えないところが面白いです。
自分も抗えません笑

ウォンカを演じるティモシー・シャラメさんがハマり役で、彼の美しさがこの童話のような世界観をより引き立てていました。
チョコレート塗れの横顔さえも美しかったです。
たまに現れるウンパルンパがスパイスになっていました。
小さい虫眼鏡とか小さいお酒やグラスが可愛い。

金色の紙のメッセージには泣けましたー。
書いてあった事は人間にとってとても大切な事だと思います。
1枚のチョコレートを皆んなで分ける、これは前作のチャリチョコの中でもあり、自分が凄く好きなシーンだったのでまた心を奪われてしまいました。

甘ーいチョコレートみたいに魅力がいっぱいの映画でした☆
きゃら

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