家族で楽しく観られる、不思議で美味しいミュージカル🍫
母が作ったチョコレートの思い出を胸に、自分の店を持つことを夢見る若き日のウィリー・ウォンカ。意地悪な宿屋や、チョコレート店の経営者たちに阻まれながらも、宿屋に閉じ込められた仲間たちと協力して魔法のチョコレートを広めていく。
小道具が良い味を出していて可愛かったな。あのウンパルンパの開けたら椅子とお酒出てくるの好きすぎるし、ウィリーの卓上チョコレート工場とかも素敵。
チャーリーとチョコレート工場のダークさはほとんど感じられなかった。ウィリー・ウォンカって、ジョニー・デップが演じていることもあって癖強かったし、父親との軋轢で歪んでるイメージだったけど、ティモシーだと大変爽やかだな。そもそも役柄として、あの癖強いキャラクターである必要がなかったんだろうな。母親との温かい過去、最高の仲間たちって感じで、ここからどうやってあのウィリー・ウォンカに？？これを前日譚としてしまうことで、ここからチャーリーとチョコレート工場までに、何があってあのようになったのか、闇が生まれてしまう気がする（笑）。
これはこれで良い作品。前作ではアレだった人種についても、差別が無いようにという配慮をひしひしと感じた。とはいえ、音楽やキャラクターはあの不気味さが好きだったなぁ。
