人生に絶望して”死”を考えた人は少なくないだろう。そうでなければ、すべてを捨て過酷な僻地で孤独に暮らすことを選択する人は、一握りもいないはず。
後者を選択した主人公エディは、素人でさえ無謀とわかる孤独なサバイバル生活をスタートさせる。環境は理想的でも自然がそう甘いわけがなく、予想通りの展開。
瀕死の状態のとき、偶然猟師のミゲルに助けられる。そんなミゲルにサバイバルの手ほどきを受けながら、徐々に笑顔も見せるようになったあたりから、観ている側もようやく心が晴々してくる。
そんなミゲルがエディに、こんな深い質問を投げかける。
「もし過去について話すのが嫌だと言うなら、君の描く未来について聞かせてくれよ」