この物語の主人公の謎の生き物には体の真ん中に穴が空いている。もちろんその穴からは向こう側の風景が見えるわけだが、ぱっと見の気持ち悪さに脳みそがバグる。始まってから40分は体に開いた穴にばかり気を取られてストーリーが頭に入ってこなかった。
しかし不思議なことに人間やっぱり慣れるもので、だんだんかわいく見えてくるようになる。ドーナツのような形状を最大限に利用したアニメーションならではの動きも見どころではないだろうか。ストーリーも子供向けで笑いどころが多くとても楽しい。しかしなぜ真ん中に穴を開けたのか、それだけがこの映画の最大の謎だ。
