「山あり谷ありの方が人生の景色は綺麗なのよ」
私には色んな事情が重なって今の状況で今の人と結婚してこの前子どもも産まれた。ここでは詳細を書くつもりないけれど、夫はよく映画を観て泣く。感受性が豊かな人だからこそ惹かれたところでもあり、私も心が揺さぶられる。それは会えない子どものことを思い出す瞬間がわかるから。どんな事情があっても受け入れているつもりだけれど、家族の何かが描かれている映画を観て泣く夫を見てあの時のことを思い出してるんだろうなと思い私は口には出さない。心が揺さぶられる。会わせてあげたいとも思うし、私と私の子どものこと目の前にいるのに忘れられているような気もする。それが時々苦しい。泣いてる夫を責めることなんてできないし慰めることしかできない。それでも良いと言い聞かせてる。強くなるしかないから。
母になってからこういう映画は泣きそうになるようになった。やはり子どもを持つと自然と心が変わるみたいに。映画では子どもをかばって母親が亡くなる。わたしが亡くなったら夫はちゃんと子どもを育ててくれるだろうか。育ててくれると思うけど、グレないか心配。
次はどんな映画を撮ろうか考える。母になっても家族愛の作品は描けないと思う。まだまだ未熟者。
