よく考えたら初・篠田正浩だ。
朝の回、大分ウトウトしてしまったのだけど、観てよかった。
前半が特に好きだったな。まあウトウトしないで見ていられたからっていうのもあるけど笑
山崎努ってやっぱりいいな。若い頃の山崎努。悲劇的な道のりを進みながらも自分には全くそれを止める力はなく、運命に抗えず流されるまま進むしかない。かと言ってそのことを覚悟できているわけでもなく情け無く怯えるしかない、みたいな顔をする。
障子一枚挟んで親友と再会するところの、回りくどいプロセスが好きだった。
冨田勲さんの音楽も超良かった!サフディ兄弟映画のワンオートリックスポイントネヴァーすら想起するようなカッコよさ。もちろん順番逆だけど。ダニエル・ロパティンも直接的だろうが間接的だろうが確実に影響を受けている。
【一番好きなシーン】
背後で障子が少し開いたのを感じながら振り返らない山崎努。その後、少しして振り返る。亡霊を見るような目。