どうしようもなく普通な人でこんな人はそこらにいるなと思った。なぜ信仰を続けるとマスコミから問いかけられるけど、ほとんど生真面目故の意地だろうな。こんな人に組織の闇の企みは話せないだろうし、自分が預かり知らないところで起こった事柄に対して悔しさを感じてそう。自分も同じタイプと感じたのでそう思う。謝罪の言葉が出ないのもわかる。
映画としては荒木浩へのアプローチの仕方が謎だった。自分の両親に会わせたからって何やねんと。別れた奥さんの話も全く効果的じゃないし。野次馬的には荒木の両親と再会の方が断然見たい。実際は会いに行っていないだろうが。人の良さにつけ込んで付き合ってくれはしたけど、あの手のガハハなガサツおじさんには心は開かんよ。
2021年35本目
