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たまご割れすぎ問題のTaulのレビュー・感想・評価

たまご割れすぎ問題(1926年製作の映画)
5.0
『NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ 発明中毒篇』で鑑賞。これは確かに発見。サイレントのスラップスティックを基本にピタゴラスイッチやアンドロイド的未来感からストップモーションアニメによるシュールな味わいまで。そのバランスと流れが抜群の『たまご割れすぎ問題』が面白すぎ。

『NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ 発明中毒篇』サイレント末期に現れたコメディアン。アニメーター出身で画作りやアイデアにその才能を見る。ただ小柄で軽やかな動きはスラップスティック向き。チャップリンと似て金持ちや便利さを皮肉るが見た数本はヒューマニズムでくるまずシュールで破壊的だ。

『NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ 発明中毒篇』塩屋楽団+Sollaによる新録音の音楽付きでこれがまた一興。内容に合った楽器をメインにその演奏の変化や他の楽器との組み合わせで盛り上げていく。ピアノ伴奏とはまた違う感じで、サイレントは音楽や活弁でテイストが変わるという魅力を改めて実感。
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