ながい

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのながいのレビュー・感想・評価

4.3
2年前ハリウッドのワーナー・ブラザーススタジオツアーに行って、スタッフの人に何処に行けばスナイダーカット観れますかって訪ねて、そしてようやく観れるように、本来のスナイダー監督が作りたかったものが見れて良かったです。
変にMCUを意識せずDCコミック特有の雰囲気を貫いて欲しいです。

僕はベン・アフレックのバットマンが好きなので、それが見れるだけでも満足でした。スローモーションを駆使して魅せるアクションシーンはスナイダー監督の特技、持ち味の一つですが、あまりにも多用し過ぎな印象を受けました。折角のアクションシーンが間延びしている様な感覚に、
錯乱したクラークを止めるシーン、ロイスがたまたま近くに居たってのが好きではなく、アルフレッドが事前にロイスを連れてくる方が、用意周到、精神戦頭脳戦に長け事前準備万端のバットマンらしいと僕は思うので、その点以外はスナイダーカットの方が圧倒的に良かったです。
特にサイボーグとフラッシュ、単体映画を持たないこの二人が良いんですよ。フラッシュが大活躍する闘いのラストシーンなんて映画館のビックスクリーンで観たかった。

そしてラストのジョーカーとバットマンのシーンここが物凄く良かったです。欲を言えば予告編で使われた”we live in a society where honor is a distant memory. Isn’t that right? Batman”と言うこの台詞是非本編にも入れて欲しかった。

これだけ伏線を残して今後は作られないなんて、怒りを覚えるぐらいですね、制作陣も浮かばれないですよ。
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