アル華

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのアル華のレビュー・感想・評価

4.6
“Zack Snyder's Justice League”
2021・PG・4h 2min
🍅71%🍿94%
⚫︎Review - - - - - - - - - - - - - - - - - - ☞
✒︎2017年公開『ジャスティス・リーグ』の120分と比べて倍の240分(4時間)をPART6に渡って展開する本作は、個人的に最高な時間でした!!

▶︎まず本作映像面最大の特徴ともいえるのが、IMAXシアター前提の画面比率(アスペクト比)4:3使用です📺
ノーラン風味漂うこの画面の違和感に、モニターを通しても最初の方は感じましたが、観ていくとPART1は1980年代のフランス映画を見ている新鮮な感覚、PART5のスーパーマン復活後の戦闘シーンの臨場感が最大限発揮されたヒーロー作品にない斬新な設計の様に感じました😲

そんな4:3で繰り広げられるヒーロー達の姿は劇場版とは著しく異なります。
それはキャラクターのビジュアルや戦闘カットのCG演出、それぞれのキャラクター像の深掘りによる味深くなったストーリー。これら以外にも様々な面で劇場版には収まりきらなかった本来のDCが持つ魅力がふんだんに詰め込まれており、観ていて楽しい😆

若干長尺がゆえに「これいる?」と思うシーンもいくつかあったりはしますが、劇場版120分の制約によって叶わなかった新たな物語や修正箇所の追加(特に3つ目のマザーボックス回収のくだりの変更)も期待通りで、ずば抜けてビジュアル面が最高の一言です👏


余談にはなりますが、撮影途中の監督交代劇という制作現場の混乱や終盤のフラッシュが起こした未来への行動は、何処となくリチャード・ドナー版『スーパーマン』シリーズを想起し、ドナー版ファンとしてはそこも一興でした😅
アル華

アル華