ザックスナイダーが描きたかった真の"ジャスティスリーグ"
"ジャスティスリーグ"の制作の裏ではゴタゴタがあり監督がザックスナイダーからジョスウェドンに変更された。今時を超えてザックスナイダーの"ジャスティスリーグ"を体験せよ…
"ジャスティスリーグ"を真の監督であったザックスナイダーが再編集した別バージョン作品。今作は上映時間が4時間越えなのにも関わらずまったくだれることもなくあっという間にエンドロールまで駆け巡り、時間を忘れるほど作品に没入できました。それは真にジョスウェドン版で描かれなかった各キャラクターの背景ストーリーをしっかり描き展開に反映させることで深みを与え、展開さえも変えてしまい全く別の作品へと昇華したからに他ならないでしょう。
そして再編集版としてやはり演出が全く違い各シーンの印象が異なります。ワンダーウーマンのシーンなどは神秘的なものを感じるBGMが使われていました。
また見所のアクションシーンはザックスナイダーと言えばのスロー演出を活用したアクションですが、本作でも健在でかっこよかった。演出と展開の違いによりスーパーマンの登場シーンなどは鳥肌ものです。
全体を通してジョスウェドン版とは全く異なります。今作の魅力はジョスウェドン版あってのものかなとも感じましたし…しかしやはりザックスナイダー監督には感謝の念を評したいくらいの作品でした。
ラストは次の作品を期待させるようなシークエンスとなっているのもよきです。
