ながい

モキシー ~私たちのムーブメント~のながいのレビュー・感想・評価

3.6
主軸はフェミニズムに置きながら、人種とかルーツとか複数の観点が立っているのは自然でよかったなと思った。
そしてそれぞれの立場からの考え方がよく理解できるようになってたのもよかった。
そういう側面もあってか、映画の中で描いてる以外の問題に対して考えを持つ、何かを起こそうと思う気持ちにも重なってくる内容だなと。

そうであることが当たり前で、違和感を感じつつもアクションを起こせないことに対して「声を上げる」自体が現実社会においては大切なのだけど、
この作品が映画という一つのフィクションであるならば、声を上げたその先も、完全に描かなくてもいいので、少し進む方向性は見たかったな。
本当に大切で難しいのは敵対するものに勝つことではなく、一度勝ったあとどう共生していくかだと思うので。
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