ながいさんの映画レビュー・感想・評価

ながい

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朝がくるとむなしくなる(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

・出会いのシーン、「なんか気になった」がメタ的な意味合いを持っていたらいい
・ふとしたシーンで出た「(ベース)よき」が彼女の本来のパーソナルを表してたらなあ
・大きな事件の起きないシーンの連続がかなり
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.7

ハッピーエンドに至るための紆余曲折がメインだけど、テンポ感が良くて飽きずに見ていられた。

関係性は一旦置いておいて、幼なじみの結婚式前夜とかに見たら、揺さぶられるものありそう。

ミックスド・バイ・エリー 俺たちの音楽帝国(2023年製作の映画)

3.5

方法は違えど、その時々で音楽を享受してたよな。
全く共感できない、なんてことはないはず。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

こんなSF要素の組み込み方最高すぎる。

1回観た感じだと7割くらいしか把握しきれなかったので、話を整理して設定の意図を理解した上で観直したい。
そのくらいには思えるくらいに面白かった。

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.2

いい意味でめっちゃ朝ドラ。
ミー坊という主人公を中心に、人が繋がり続ける様は横道世之介を思い出させるなあと。
今回はサンマが一番おいしそうでした。

台風クラブ(1985年製作の映画)

3.6

俯瞰して見たら、区切り区切りでその時の自分は死んでいっているんだろうか。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

永い友人の結婚式の次の日に、
事前情報ほぼなしで観たら、改めて自分の現在地を確認するような映画でした。

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

思想ややり方が時代とかに合ってないから、世間的に(あるいは見る側として)売れてない/面白くないという状況があるだけで、芸それ自体に不真面目な人はほとんどいないんだろうなと、そんなことを感じた。

花とアリス(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

その世界では突拍子ないように見えても、映画観てる人はそれぞれの行動原理がわかるよ!ってのが好き。

あれ、花ってアリスから受け取ってばかりじゃないとも思ったけど、最後ちゃんと雑誌買ってるのねと。

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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.5

ちょっとした目線とか、一瞬の切り取りでほとんどを説明してしまう映像・演技の強さを感じた。

時々入る音楽が印象的なのとともに、ああ音楽は演出なんだよな、これは映画なんだよなと引き戻された。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.1

自分がもうちょっと大学のコミュニティで関係作りしてたら、内部生と外部生の断絶みたいのを感じられたんだろうな、というどうでもいい話も思い出しつつ。

住む世界が同じだから完全に分かり合える訳でもなく、性
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

物語が何か大きな解決に向かうわけないからこそ、印象的なシーン・見入ってしまうシーンが途切れ途切れにあって、物語というより人生を見せられているような感じなんだろうな。

海外の俳優の方は中々顔が覚えられ
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.9

リアル、というよりは綺麗な世界って感じではあるんだけど、終わり方がとにかく格好いいのでそこにすべて落ちていく感じ。未来人どうこうってとこの各キャラの心の移り変わりみたいのがもう少し見て取れないとサブキ>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

描写は基本伏線的な部分も多いんだけど、それ含めて細かい設定がどこまで詰められてるのかって視点で観ても面白いなと。

あとは映像が綺麗すぎるので、時々いい意味でゲッティかと思った。

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.0

本編と関係ないところで高校生の日常みたいなシーンがぐさぐさくるのは、理屈とかじゃないところで刺さるものがあるんだろうな。

展開が早過ぎないところに、できるだけリアルに描写したいんだろうなというのが伝
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ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

3.9

テーマも複雑じゃないし、そこに至る過程も無理とか説明不足なくてとても見やすかったなと思いました。
家族の中のそれぞれ意図があるけどちゃんと伝わらない感じとか、見る立場によって感じ方が変わるんだろうなと
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.7

あくまで社会のひとつの側面ではあるものの、それが事実である以上、知っておくべき向き合うべき真実でもある。

「殺される前に殺す」というセリフをフリにして、それでも戦っていくのだとするところに意思を感じ
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.8

残される方は辛くて、残す方も辛いよねという、一つの永遠のテーマ。

短い時間で、展開を大きく凝らない分、演出と質感にもっていかれたな。
何度か繰り返して、見せ方を細かいところまで観ていきたい。

エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

3.7

終始テンションが高くてやってて楽しいだろうなあ。

そして相変わらず傷付く人が少なくて、説明不足の少ない構成だなあと。

長いお別れ(2019年製作の映画)

4.2

どこまでも綺麗で暖かい話。
認知症と向き合う家族の姿という観点をリアルに描くならば、綺麗なだけではないのは重々承知だけど、作品として観るのであればこれでいいのだと思う。

支えているようで支えられてい
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.6

主軸はフェミニズムに置きながら、人種とかルーツとか複数の観点が立っているのは自然でよかったなと思った。
そしてそれぞれの立場からの考え方がよく理解できるようになってたのもよかった。
そういう側面もあっ
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.7

数年前、バイト先の先輩に「こういうニュアンスっぽい映画好きそうだよね」と言われてから気になってたのだけど、その通りだったな。

あの頃。(2021年製作の映画)

3.6

10話モノの連ドラとかにして、もっともっと振って引き伸ばして細やかな日常を見たかったな。

とはいえダブル主人公とも言える演技による力がすごかった。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.1

1日の物語だから説明不足がないし、そこから高校生活が透けて見えてくるのもよかったな。
登場するキャラクターの結末に抜けがないのも素晴らしい。

あと音楽が最高。

めがね(2007年製作の映画)

3.7

あえて多くを語る必要もなく。
頭が疲れてたそがれが必要になったときに。

モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.9

生きるのが好きなんだ。
ストレートな言葉は予期せずとんでもないパンチラインになることがあるなあ。

映像と演技の素晴らしさは言うまでもないです。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

・心を通わすきっかけの、壁を背にテーブル挟んで話す居酒屋のシーン。
・映画のチケットを栞がわりにする派ですか。映画のチケットを栞がわりにする派です。
・コンビニでお酒を買って夜道を歩く。
・KELTY
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.7

格差社会や差別が主題の映画ですって言われると、もっと色んな角度から見せてほいしなあという感じではあった。

出てくる人たちはみんな、リアルだけどキャッチーで魅力的でした。

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.8

開始直後、設定を説明するシーンがとにかく素晴らしかった。

みんなの脳内にそれぞれの感情がいるんだと描いていることで、人を理解しようという視点が加わるなあと。

学術的な知見に裏付けられた設定資料が読
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