最高の青春ムーブメント映画。
女尊男卑とかじゃなく、正しいフェミニズム。
主人公が"White"だからこそ"Asian", "Black"の他のキャラクターとの対比が見える。同じ学校に通っていたとしてもひとりひとり違うバックグラウンドがあって、どこで差別されているかも違う。アジア人だから、移民だから、黒人だから、女性だからって差別されていたとしても、当事者に訊かないと気づけないこともある。
ストーリーの発端は主人公が願書に何を書くかの悩み。興味があることが無い、何を書けばいいのかわからない。そんな時、母が昔歌ってた曲を思い出す。母の過去のボックスを開けると、フェミニズムについてのZineが入っている。これだ！と思った主人公は匿名で作ったZine, "Moxie!"を配る。
今まで普通だと思っていたことでも改めて目を向けると疑問が湧いてくる。この主人公の凄いところは、湧いた疑問をそのままにせず、現状を変えようとムーブメントを起こすところ。
私も、自分が正しいと思う方向に向かう努力をしないといけないなと思った。現状を変えられるのは今を生きる自分自身。自分が生きたい、みんなが平等に生きられる未来をつくるには行動を起こすしか無い。
めんどくさいとか、どうせ変わらないとか、そういう感情は捨てないと何も変わらないなと改めて思った。少なくとも日本にいる限りは「アジア人だから」差別されることもないだろうし、できる限り自分が正しい、平等だと思う事をしよう。
