レス・ブラウン・オーケストラのラウンジーな音楽に載せた化学の授業風景がカラフルでサイコー。ルイス特有の甲高い声でフニャフニャ喋り、目をグルグル回すお得意の顔芸はともかく、めっちゃイイ話。
博士が変身したあとのバディ・ラブは自惚れを隠さず自信たっぷり、強引かつ不遜な人物像。相方ディーン・マーティンをイメージしたそうだが、シナトラ+エルビス的でもある。ステラ・スティーブンスが何度かカメラ目線を送るのがとても良いし、衣装もリボンも可愛い。いわゆるアクションからのコメディではなくて、カット後、結果を見せるタイプで実はモーションが少ない。ワンカットの間が独特でクセになる。