観る人によって多種多様な感じ方があるだろうなと。その人の元々の性格や現時点までの経験で穿った見方をする人もいればピュアに泣ける人もいる作品。
映像作品にする以上演出しないといけなく、どこを切り取るか、どう構成するか、ある程度まとめないといけないのだけれど、同じドキュメンタリー調でも学校という小さな社会でかつ中学2年生というまだ未熟で多感な生徒たち、しかもある種選べない拘束された生活がまだ残されてる子たちに密着して作品にするというのは、この作品を流すことで直接的に良い影響も悪い影響も与えかねないという観点から、制作者は相当の議論を重ねただろうし、葛藤があっただろうと想像できる。
こんな作品は作るべきじゃないと揶揄する人もおそらくいるだろうと想像できるが、思慮を重ねた上で作りきったことが純粋にすごいことだと思う。
賛否両論あると思うけど、おそらく大多数の人たちは感動できる作品だし、そう思える人たちこそが純だと思うし正だと思う。
言い方は良くないかもしれないけど思考が深い人は否定する人もいると思う。ただこの作品を観た後、いろんな思いを巡らせた上で、いろいろ考慮した上で結果これをいいと言える人が好きだし、もっと言うとそんな面倒なことを考えずに純粋に感動できたり自分の学生時代に重ねて心を動かされる人が一番信頼したい人かな。
自分の周りの人たちに観てもらってどう感じるかを聞きたい作品だなと思った。
