MarikoMurakami

14歳の栞のMarikoMurakamiのレビュー・感想・評価

14歳の栞(2021年製作の映画)
4.1
14歳って、すごい中途半端な歳だったんだね。
大人でもないし、子供でもない。
あぁ、大人は全然分かってない!自分たちが同じ歳の時に感じてた想いなんて忘れてんだよ!って、思ってたのを思い出した。ほんと、忘れてたよ。

編集がうまくて、同じシーンの前後を何度も使うことで、立ち位置や関係性が見えてくる。2時間でがっちり彼らの虜になる仕組み。

正解の解決策が分からないまま、キレイにオチがあるわけでもない。中学2年生の3学期だけで解決する内容はなくて、彼らの人生はその後ももちろん続いていく。あたし達は2時間分垣間見させてもらってるだけ。
エンドロールがまさに続いていくって見せ方。

現実の彼らは、この4月で高校1年生だ。コロナでどうみんなが変わって、どんな高校生活を始めてるのだろう。
今後を応援したくなる。
MarikoMurakami

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