くらた

14歳の栞のくらたのネタバレレビュー・内容・結末

14歳の栞(2021年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

自分にとって中学生の3年間って、「友だち」という概念について一番考えて、でも分からないっていう苦しい時期だった。だから、この作品をとっても見てみたい気持ちと、見るのは少し怖い気持ちの両方あった。

だけど、この作品の中でフォーカスされる2年6組のみんなの姿を通じて、(あぁ、自分もこうやって考えていたな〜)とか重なる部分や、そこから思い出した自分の気持ちがあって、あの中学時代を過ごしたから今の自分があるなって思えた。

普段の生活の中で意識する自分は「今」と「これから」になってしまいがちだから、こうやって「過去」を振り返って、今までの「今」の連続で自分がいるんだ、ってたまに振り返るのはいいかもしれない☺️

ミニシアターで拝見させてもらったから、最後に短い感想を言い合う機会があって、その中で映画館の方が制作秘話ということで、この映画は「10年後に2年6組の子が、この映画を見たときに何か得られるものがあるものにする」という軸で作成したと教えてもらった。

自分はちょうど10年ぐらいたった状態で見れたけど、改めて「人にも悩みにも個性があること」「社会人よりも、学生は友だち、勉強、部活で忙しいこと」に気づけたかな。

きっと今だから言える当時考えていたことや悩み、思ってた大人と自分のギャップとか中学生の頃の友だちと熱く語る機会ほしくなった🤭
くらた

くらた