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14歳の栞のwaのレビュー・感想・評価

14歳の栞(2021年製作の映画)
4.5
関係ない他人のはずなのに、タイムカプセルみたいな映画だった
満席で観れなかったお客さんとスタッフさんが「また来年」と交わしていたのがずっと頭にある
どうかずっと、短く長く続く映画であってほしい

以下隙自語おば
学校に行く度に、誰かと話す度にどんどん嫌いな自分になっていくのが、自分のことを嫌いになるのが辛かった
大人になって少しずつ色んな人がいて、それぞれの不安や悩みを抱えてること
みんなそんなに器用に生きてない
やっと分かって何となく気持ちが軽くなった
でもやっぱり当時は世界がそれだけしかない
当時の自分の気持ちとか、経験してきたはずなのに手を差し伸べられないもどかしさとかで涙ぼろぼろ
でも今は、そういう部分も、思春期の痛々しさも綺麗と思ってしまう
それぞれの道で健やかに生きていてほしいと思う
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