"14歳の栞"
映画館にて視聴
作品を知ったきっかけはじゃがもんど斉藤さんが2021年間BESTに入れてたから
中学２年生の３学期、2ヶ月程度しかないその時間に栞を挟み記録した映画。日々自分という人間と出会い、気持ちの折り合いや人との接し方を学んでいく彼らだけの時間。それを僕なんかが観てもよいのだろうか、よかったのだろうか。そういった後ろめたさを感じながらではあるけれど、それを踏まえても僕はこの作品を見ることができて本当に良かった。自分の中学生時代では無いし、言えば誰1人知り合いは出てこない赤の他人の栞。それでも大人と子供の曖昧な境界線に立つ14歳を赤裸々に映したこの2時間は、僕自身に7年前のページを思い出すきっかけをくれた。また同時に、複雑な感情を持ち合わせた当時の友人達の事など全く理解出来ていなかった、理解しようとしていなかった自分に気付かされた。それは当たり前のことなのかもしれないけどなんだかやるせない気持ちになる。当時の僕は35人の彼らが受けた質問にどう答えるのだろうか、
僕は先月21歳になり世間的には大人と分類されるだろうけど自分自身をそう思ったことはまだない。明確な子供と大人の基準を持っているわけでもない。ひとまず自分の気持ちや行動言動を言語化することから、僕という人間を知れればいいと思った。
2024-45本目
