じょな

14歳の栞のじょなのレビュー・感想・評価

14歳の栞(2021年製作の映画)
3.8
あの子は自分だった。
空元気なのも、ちょっと卑屈なのも、大きな夢を抱いているのも、周りと距離を置いてるのも、調子乗ってるのも、カーストに翻弄されてるのも、妙に達観してるのも、早く大人になりたいのも、子供からやり直したいのも、全部自分。

いつか再上映するのを楽しみにしてた作品。でも実際観てみると、自分の中学の頃の嫌な思い出ばっかり思い出されて開始5分で気分が沈んできたというハプニング。
でも最後まで観た後は思った以上に清々しく、過去の記憶を何もかも消化できた気持ちになっていた。
あの頃の自分があって、今の自分があるから。

中学の頃、自分は自分であって、他の人とは全く違う人間なんだと思ってたけど、考えてることはやっぱり皆違って、でも結局さほど大した違いは無かったのかもしれない。
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