ちさこっこ

Arc アークのちさこっこのネタバレレビュー・内容・結末

Arc アーク(2021年製作の映画)
1.9

このレビューはネタバレを含みます

原作未読、予備知識は予告動画だけ。
永遠のテーマである不老不死
好き嫌いが大きく分かれそうな内容

大いなるネタバレがありますので見ていない方は気をつけてください




人間の遺体を死んだ時の姿のまま保管するプラスティネーションという技術

まるでマネキンのようにそこに立っている

死産した赤ん坊を連れてくる夫婦
死んだ夫をピアノの前に座らせる形で保存したいと希望する妻

次々と依頼者来る

SFと分かっていながらも、、
色々処理に忙しく頭フル稼働

そこに至る過程が無かったから

プラスティネーションが既に一般化して当たり前の世界線にポーンと放り込まれた気分

早くこの世界線に自分を持って行かないと置いていかれる(笑)


それでも前半は
音楽も映像もちょっと違う角度から見せられてつくり手のこだわりは感じた

それが良いか悪いかは観た人次第



不老不死に対する答えは出るのか


プラスティネーションを応用して開発した不老不死の薬?
開発した天音(岡田将生さん)は遺伝子がどうとかで薬が効かず死んでしまう皮肉

ごめんなさい
私にはホラーです
2時間超の長い長い世にも奇妙な物語そのものです

追い打ちをかけるように
遺骨とともにリナが持っていたのは天音のプラスティネーションされた左腕

それを見て「おはようお父さん」(台詞うろ覚え)と挨拶するリナの5歳の子供

あー私は置いていかれた
この世界線には対応できません


後半はモノクロで
これにもなにか意味を持たせてるんだろうと察しがつく


135歳の不老不死のリナ(芳根京子さん)が出した答えに、、

なんとも言えない

誰にも感情移入出来ずに
それでも少しは分かりたいと
自分にはない価値観を知りたいと
ついて行ったのに

その答えなの?着地点そこ?
もう少しひねって欲しかった


リナの登場シーンが19歳くらい?
そこから100年以上経っているのに
不老不死の世の中なのに
時が進んだ感じはなかったな
未来感なかった

私には合いませんでした
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