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獅子座のrishuraのネタバレレビュー・内容・結末

獅子座(1959年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ロメール長編第1作がこういう話なのが少しびっくり でもやっぱり好き、面白い

ロメールは勿論だし私が今まで観たフランス映画はみんなバカンスバカンス!楽し〜バカンスで恋愛恋愛!みたいな結果切なくなったとしても凄く穏やかにキラキラしてて、まあバカンスなんだけど でそれは凄く好きな部分なんだけどこの話はそもそもが全く逆でそれが私には新鮮だった

遊び相手がいない寂しさはわかるけど、その理由がみんなバカンスで、バカンス文化の裏側のひとつを知れた気がした
途中なんてほぼずっと、結構な時間ピエールが一言も発せずただ歩き回るだけなのになんで飽きずに観続けられるんだろって観ながら気づいた

「彼は偽物の友情を利用して働こうともしない」のはだよね?!って思った 働けばよくない?って思ったけど…できなかったのかな?その辺わからんかった 社会学でホームレスについて勉強したばっかりだったからそれもよぎった

最後にやっぱり遺産が相続されるってわかったときの掌返しが清々しいほどで、笑えもするけど少しの間一緒に過ごしたホームレスのおじさんが悲しかった 偽物じゃない友情があったかもしれないな〜ってなる

finの画面が金星
ゴダール見つけました
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