さーやorべりす

PASSING -白い黒人-のさーやorべりすのレビュー・感想・評価

PASSING -白い黒人-(2021年製作の映画)
3.8
白人に見えるほど黒人さんより白い女性と、黒人社会に残ってわりかし裕福に暮らしている女性(主人公)の話。
最近の白黒映画目に来るので映画館とかは避けるけどiPadの画面ならまだ🙆‍♀
Netflix明るさ調整できるし!
頭痛は少なめにできた!

白人のふりをして結婚し、子供も産んだ彼女が再び目の前に現れた。
彼女の夫は全く気づいていなく「ニガー」というワードを使い黒人はいかに暴力的かと語る。
彼女はココらへんに越してくるかもといいまた会いたいと伝え手紙も送り続けるが主人公は屈辱的な気持ちになり避けていた。
しかし家までやってきて和解してそこから二人はまたつるんでいく…

白人として生きている彼女がなぜ主人公を羨ましく??素のままで生きられるから?と思ったら家政婦を雇い旦那は医者?という黒人社会でもわりかし裕福な設定だったから過去結婚とかしたりとかで羨ましく更に思ったのかなぁ?
あと本当に性格とか人望とかなのかな?

アメリカには日本の英和辞典では見つからない用途の「passing」という単語がある。 生まれつきの人種とは異なる人種をアイデンティティにすることで、たとえば黒人なのに周囲からも白人とみなされる(passする)ことを指しているそうで初めて知った

アイデンティティとかそういうのに疎いから差別が辛いしどうにもならん世界がつらいことと白人のふりをして生きているなんてずっと嘘をついていることの辛さとかの想像になってしまうけどそうしてでも生きることを選んだ彼女は彼女ですごい人だと思ったし、主人公は息子たちに人種差別の話を徹底して避けて旦那が教えようとすることも嫌がっているところも興味深かった。

終わり方がもやもやして好きな作品