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エル プラネタのmasaccoのレビュー・感想・評価

エル プラネタ(2021年製作の映画)
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1989年生まれのアマリア・ウルマン監督、主演。モノクロ、黄色い字幕、時に緊張感漂う何気ない会話、シーンチェンジの時に挟み込まれるスプリットスクリーンがおしゃれ。
冒頭の、アレが一回20ユーロ、というエピソードは監督自身の経験だそう。安すぎるだろ。
母マリアの呪いの儀式が気になる。中盤のダンスシーン、キュートだった。ラビオリ?みたいなの茹でて食べる時、もう一個ちょうだいというレオのフォークを受け取って代わりに自分のフォークで食べさすの、何で?って思ったけど、自然な流れで母娘の仲睦まじさが伝わってきて良かった。
まともな食事ができずに、クッキーや万引きした?ロシェで空腹を満たさざるを得ないの悲しいね。
母の自己犠牲、母を呼ぶレオの声、いいラストだなと思ったら、最後のテレビニュースの映像みたいなの出てきて、ん?となった。貧困、格差社会に対する問題提起か?
雑貨屋の彼はクソ野郎だけど、色気があってかっこよかった。
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