さくらん

モンタナの目撃者のさくらんのネタバレレビュー・内容・結末

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

一言で言うと勧善懲悪モノで、正義感にあふれ、強くたくましい人達に対し、悪者達はちゃんと憎たらしい奴等だった。
アクション作品あるあるで、ツッコミどころは沢山あって、

・殺し屋さん、あんなに燃えたのに顔しかヤケドしてないとか…、

・6ヶ月にしてはお腹が大きすぎる乗馬もするたくましい妊婦さんや、

・あんなに素早く木登りできる都会っ子の殺し屋達や、

・雷に2回打たれ、そのうち1回は塔のほぼてっぺんから転落したのにそれでも無事とか、

・殺し屋達手ぶらなのに弾あり過ぎでしょうとか、

・結局アドベンチャーナントカってなんだったの?とか、

でもなんだかんだ言っても羽目を外しすぎず、リアリティがあって面白かった。
消防官にしては線が細すぎるハンナにコナーくんが、『マズイ食事をしてるからそんなにガリガリなんだね?』って言ったら、『細いだけよ。』って良くわからない返しをしてたけど、それ私も言いたかった!って所とか、
コナーくんが『これから先どうしたらいいの?』って不安そうにしてたら安易に『一緒に住もうか?』って言うんじゃなくて『一緒に考えよう。』って。
よくあるとりあえずのハッピーエンドにしない、いいセリフだなって。
あとムダに人が死なない所とか。
殺し屋に追われる一方、迫りくる山火事も恐怖を増強させる効果絶大で、どこまで本物の火事なのかすごく気になった。

ジョン・バーンサルは悪人顔だけど、今作でもやっぱり心優しい人だった。
ニコラス・ホルトは、あんなに大きくキラキラしたおめめで人を殺す側なのねと、親心も入りちょっと複雑だった。