アンジー主演だよくらいの軽い宣伝でしれっと公開されてひっそり終わりかけていたので危うく見逃すところだったが、テイラー・シェリダンの新作だった。これまでのシェリダンの脚本と比べると上澄み部分で作られた感が確かにあってそこを否定的に捉える人もいるようだけど、コロナ禍以降供給が途絶えていた中でこんな上質なサスペンスアクションを久々に見られた興奮でそんなことは全然気にならなかった。
山火事といえば『オンリー・ザ・ブレイブ』という衝撃の映画があったけど、舞台装置として使ってるだけの本作ではあるが負けない迫力があった。
暗殺者たちに反撃するサバイバル姉さんの手際の良さがすごい。馬に乗って追いかける格好良さったら。
これくらいの映画が年2.3本見られる世界に戻ることを願うばかり。
2021年104本目