阪本嘉一好子

Wealth of a Nation(原題)の阪本嘉一好子のネタバレレビュー・内容・結末

Wealth of a Nation(原題)(1966年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ政府のアーカイブから観た。私はアダムスミスの富国論 だと思った。ただちょっと違うのはTheがついてなく、Nationと単数になっていた。アメリカの1966年のショートドキュメンタリーだった。キング牧師が富国論と関わっているのもおかしいなあと思っていた。
面白い映画かというと哲学的で難しいと言いたい。ただはっきり言えるのは私はこれをみて新しい世界を発見したこと。それに、ベトナム戦争を無視した1966年の米国のプロパガンダのようで、国民の創造性、個人主義、言論の自由を大事にしていて、芸術的才能を開花している数名の芸術家に焦点を当てている。キング牧師は知っているが、建築家パオロ・ソレリも聞いたことがある程度。他の芸術家は誰も知らなかったので名前をメモった。建築家ウイリアム・カタハヴェリスや現代アートのリー・ボンテクーなど日本語でも見つけるのが大変だ。トランペット奏者のビル・ディクソンBill Dixsonジャズと建築家パオロ・ソレリの環境重視の思考が好きだった。 

トランペットのビル・ディクソンはニューヨークシティーの地下でストレンジで新しいサウンドを創造して演奏しているが、聞いている人々と効果的にコミュニケートできていると。赤ん坊の時と足をキックしたり大声で泣き叫んだりするのと同じく、ビルも同じような音を立てているから、受け入れられるのではないかと言ってる。

個性的な精神の持ち主のパオロ・ソレリは半砂漠化されたアリゾナに将来をデザインする。彼の見解は人は意識を超えていく。人は美意識や創造力にもっと興味を持っていくと。だから将来の建物は人間を満足させる建物ではなく、一人一人の中に潜む想像力の精神を解き放つ
ものだと。ふうーん!
https://www.youtube.com/watch?v=pqQ5CShSrtg  日本語版

好きな言葉:1960年代でアメリカの将来をポジティブに見据えた言葉だと思う。
人間の育成はすでに始まっている。子供たちは自由に自分の意見・考えをを言うことができるし、他の人たちの意見も尊敬する。いくら考えが違っていても。知識、または将来における社会責任にサポートされた子供たちの意見には価値がある。だから子供達が大人になっても、自分の見解を公の場で自由に述べられる大人になる。その問題が小さくとも、大きくとも、個人に焦点が多かれる。個人が個人個人でそれぞれに考えられる。そして、たとえば、ダンスのステップがうまく踏めなくても誰が音楽を聞いてないからうまく踊れないとは言わない。ーアッパレ!恐れ入った。これが1960年代のドキュメンタリーでこれが米国の過去も将来も、基本的哲学だ。私は60年代に日本で文部省のもとで、教育を受けたけど、まるっきり逆で、静かに座って聞くことが奨励された。 

*最後の方(詩をかくところから)の意味がよくわからなかった。どなたかアドヴァイスを!もう一度見てみる。

監督についての説明(すみません、翻訳機にかけて下さい)
William Greaves was a prominent African-American filmmaker and producer from the 1960s through the 2000s. He won an Emmy Award for the groundbreaking TV newsmagazine series Black Journal and is perhaps best known for his films Symbiopsychotaxiplasm (1968) and Ali, the Fighter (1971). Mr. Greaves began as an actor, becoming a member of The Actors Studio in 1948. His career led him everywhere from the National Film Board of Canada, to Africa, to India and around the world. One of the stops along the way was with the United States Information Agency (USIA).ーJuly 14, 2015 by US National Archives, posted in Motion Pictures, by Criss Kvac


Wealth of a Nation explores how freedom of speech is afforded to all Americans、 showing freedom of expression in art、 music, dance, architecture, and science. The film emphasizes the importance of the individual’s contribution to the whole of society and shows how a productive and creative society is formed by the open and respectful exchange of ideas.-National Archives より抜粋 Wealth of a Nationは『言論の自由』が全てのアメリカ人に芸術、音楽、ダンス、建築、科学の分野でどのように与えられているかを探求している。この映画は社会全体における個人の貢献の重要性を強調し、生産的で創造的な社会がそれぞれの考えを自由に表現したり、尊敬し合って交換したりして成り立っている。 

William Katt Havelis, Lee Bontecou,