A000

偶然と想像のA000のレビュー・感想・評価

偶然と想像(2021年製作の映画)
4.7
凄く面白かったし笑った
濱口竜介監督がコメディ的な話も上手いとは思わなかった
3話とも偶然が絡んでくるのが共通してる
監督がインタビューで語ってたエリック・ロメールも思わせる
短編集だとパリのランデヴーとか
会話にグルーヴがありつつ話がどう転がっていくのか分からずスリリング
第一話目の気まずさと謎の爽快感
第二話の真剣なんだけどバカバカしいやりとりに笑いつつバストショット切り返しの場面では何故か泣けた、けど次のシーンでは笑った
第三話のコロナ禍を意識したのかもしれないSF的な設定の中での2人の女性の偶然の再会、でも一筋縄ではいかない展開を経ての結末に心が暖かくなった

舞台挨拶の回だったので古川琴音さん、玄里さん、中島歩さん、濱口竜介監督は隔離期間のため電話での登壇
古川琴音さんが長回しのシーンの最後らへんで濱口監督が蒸せてやり直したエピソードを披露して監督もタジタジな感じになってて面白かった

パリのランデヴーを見返したら一話目が偶然と想像の一話目の直接的な元になってる感じがした
オチのズーム含め
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