このレビューはネタバレを含みます
2話目が好きだった。所在なく生きていくにはどうしたらいいのか、どこに行っても自分の居場所じゃない気がする。いつか誰かが見つけてくれるかもしれない、その日まで大切に、自分の中の卵をあたためるしかない。コメディとして見てる人が多いみたいだけどわたしにはそれ以上に、先生の言葉がグイグイ刺さった。
3話目は、ものがたりについての話だと思った。ものがたりのなかの人は、私に向けて言葉を紡ぐわけではないけれど、私の知らない誰かに向けた言葉が、私の人生を、過去を、救うこともある、そんな救いのためにこの人は映画を作っているのだと思った
ただ全部をセリフに説明させるところがあって、この監督の作品の特徴なんだろうけど、それがあんまりすきになれない。私たちは普段の生活の中でこんなに親切に丁寧にすべてを言葉にしないのに
