あたかもガガ

偶然と想像のあたかもガガのネタバレレビュー・内容・結末

偶然と想像(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

1 タクシーの会話がリアル。と思ったら急展開だった。どこまで本気でどこまで嘘なのかみたいな境界があいまいで、形勢がコロコロ変わる感じが面白かった。これは全篇通してそうだった。うますぎる。楽しい。3日後の『あ〜終わりだ』みたいに頭抱えてるところをカメラがギュイーンとズームする演出がなんかドキュメンタリーっぽくてよかった。

2 会話が録音されてたことを喜ぶ教授かわいい。ハニトラしようとしただけなのに一作目でいうところ『核に触れてる』みたいな会話ができてしまい、やましいことはないはずなのに結果的に当初の目的が達成されてしまうという構成が面白かった。

3 美人な中年女性の百合って素晴らしい。SFな設定は必要だったのだろうか。そんなことあるかいと思いながらも、もしかしたらあるかもなと思わせてくれる説得力、演技力。

どの作品もその先を想像させてくれる余白があり、これからの自分の人生に偶然を期待させてくれる映画だった!!
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