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プライムタイムのatm09strsksのレビュー・感想・評価

プライムタイム(2021年製作の映画)
2.0
「徒労」これ以外の感想が思い浮かばない。
舞台は1999年大晦日のポーランド。20世紀だからまだ今のように誰もがネット上で自由に自分の意見を語れたわけではない時代。
何か事件でも起こさない限り、何物でも無い一般人が大衆に「お気持ち」を聞いてもらう事が難しい時代。
主人公はスタジオという小さな箱の中で「何か」を求めて行動しているんだろうけど、それがよくわからない。
途中の父親との会話で彼の鬱屈の一端を知ることになるけど、そうした事が原因となってこんな行動に走ってはみたものの、本人も着地点がよくわかっていない様子。
この事件にかかわった人全員が「なんだったんだ、あれは。年の暮れに余計な世話焼かせるんじゃないよ」とか言いながらそれぞれ家路に向かってそう。
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