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対峙のcarrotのレビュー・感想・評価

対峙(2021年製作の映画)
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「事件の加害者=悪」
と捉えてしまう大衆心理

しかし、
罪を犯した側も、その家族も、
計り知れない苦悩を抱えている

「自分って何?幸せって何?」
出口の無い問いの中で
もがき苦しみ続けてきた加害者の子

その親もまた、
愛する子を最後まで理解出来なかった苦しみでもがいてきた

「人は何故生まれ、何のために生きるのか」

完璧な説明をできる人間なんていない

人間というもの自体が曖昧なのだから
1人の人間を100%理解することは
到底不可能だ

親ですら理解出来ないのだから
周囲の人間には更に難しい

少しのずれで、自分の息子だって、罪を犯す側になっていたかもしれない
それほど、この世は曖昧な世界であり、人間は無力である

だから、
罰することではなく、赦すことが必要

勇気をもって対峙すること
理解し合うこと
の大切さ
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