上手く言えないけどこの映画ってさ、手で掴んだり、抱きしめたり出来るような形のあるものに出来たなら肌身離さず持ち歩くのに…
というぐらい好きな作品になっちゃったのよね。
分かる人には分かって貰えると思う映画の好きポイント。
ネリーのお菓子高速カリカリ食い、森の中の色合い、木々のざわめきや屋内の生活音など音全般、ネリー&マリオンの歩き方、お父さんが吸う煙草の煙が窓から全然外に出ないこと、湖の三角のやつ、エンディング曲。
もうホント好き。
ネリーだったかな?マリオンかもしれないけど「皆んな色々考えている」という、その"色々"や、登場人物の行動、画面で起こってる事象の大部分のことは見せてくれないし、教えてくれない。鑑賞中に何度か”あれ?何だろ?”とクエッションマークが頭に浮かぶ。でも、そこがこの映画の良い所で、そのことが鑑賞のノイズにはならないし考察や読み解きとかを強要されないのが良い。そして徐々に自分が注視しなきゃいけないポイントが分かってくる塩梅になってるし、観終わって率直に感じたことを心に留めるだけでOK、そんな映画です。
マリオン(ネリーのお母さん)とネリーの不思議なお話。
最後の最後のセリフ
「マリオン」
には何とも言えない心に沁みるものがあったなぁ