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私の一生のnagaoshanのレビュー・感想・評価

私の一生(1950年製作の映画)
3.7
シーホイ監督作品!

中国映画特集⑦

中国の作家ラオ・ショーの原作を元に清朝末期から中国共産党の誕生する40年の歴史を一人の老人の回想形式で描かれる作品。

仕事もなく空腹に苦しむ若者は親切な老警察官に勧められて警察官になる。

若かりし警察官の日常。
辛亥革命での兵士達の横暴や官僚達の汚職など様々な市民への迫害を目の当たりにするがなす術もなく見守るばかり…
やがて出世して巡査長になるのだが日本人からも役職を奪われる…

次々に変わる指導者と社会に翻弄される人々…

慰安婦達も描かれているが多少のプロパガンダ臭も感じる。

シー・ホイ監督自身も反党分子として追放され自ら命を絶ったそうで…

色々と考えさせれる作品でした。

良か映画!
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