いいからタイトルが出るまで見てほしい

借金に苦しむ中銭湯を切り盛りするアカスリの名手の主人公の周東海
借金返済のアテに太客として紹介された大財閥のボンボン肖翔とトラブった結果、利き手を負傷してしまう
これでは商売上がったり、絶体絶命

ところが病院を受診すると、そこでは事故で記憶喪失になった肖翔が看護師の手を焼かせていた
身内も引き取りを拒否した我儘ボウズを
「おまえは俺の弟だ」と言い含めて引き取りアカスリ職人として育成することに…

テンプレのような不器用なオヤジと、軟派で生意気でどうしようもないクソガキ
認知症のおばあちゃんに、ミーハーだけどかわいい妹と共に生活し
小出しに笑いを入れていくドタバタの中
凸凹コンビが少しずつ歩み寄って絆を深めていく

回想シーンを視点ごとに切り替えるところなど演出面や展開もベッタベタながら良い
ラストシーン近辺の謎環境映像はちょっと面白いが勝っちゃったけどね

少しの嘘と人の善意が運命を少しずついい方向へと導くのは
王道ながら良いモノですわ

ところで《人生一不熟》でも同じく乔杉が若者にアカスリされるシーンがあったけど、撮影時期的にこの映画のオマージュなのかな

📺

結構おもしろかった