はっきり言って、米国の医学校の問題点についての話のようだが?

まず、医者は医科大学で、栄養学を勉強せず、医者になる。ある医者は、『何をどう食べたらいいのか』という質問をされると、一般的な答えしかできないと。個人的だが、私は医者にこういう質問をしない。そして、栄養専門カウンセラーにあわせてくれと頼む。しかし、どんな保険を
持っているか、どこに住んでいるか、などにより、違うし、最近は病院の栄養のオンラインクラスを受けることを勧める。

次の問題は医薬業だと。『ドラッグ　ランチ』と言ってたが、医者になる前は、お昼の時でも、薬理学の勉強をするからそういうが、薬より教育が必要と。過去において今が一番医薬業が発達しているが、一番、慢性の病気が増えていると。それに、医学校の焦点は手術の過程と薬なんだと。

年末から７本目の健康栄養についてのビデオを鑑賞している。これは医者たちと患者たちの話だが、簡単にいうと、肥満、高血圧、糖尿、コレステロールなどの問題で死期一歩手前までいって、そこから食生活を通して立ち直った話。

よく、日本でタンパク質が必要だとか、歳をとってタンパク質をとらないと筋肉が落ちて不健康になるとか言って、特に肉を奨励している。この映画は、肉を止めることによって、これらの病気を治している。説得力のあるところは、『China Study 』の筆者 T. Colin Campbellが出てきて（この人は中国のある地域に癌が少ないのはなぜかを調査した人) 動物性タンパク質の弊害を話す。この人は有名な人で、かなり多くの健康栄養学の話にも出ている。

【ジェームズ・キャメロン】
2010年発、存命する最高の映画監督ランキング 50人 （米誌「PASTE」 発表）第41位。