脳内パラドックスで頭爆発しないよう注意。映画撮影クルーとそのクルーを撮影するクルーとその二つのクルーを撮影するクルーと、って入れ子構造になってる超絶メタなドキュメンタリー。
とにかくまあ、カメラを通し仮初の現実を創り上げ記録し切り貼りするという行為の秘める無限の可能性に圧倒される、そういう感覚。なにが現実で、なにがそうでないのか。
我々は無意識的に映画の凄さを感じ取っているが、それが何なのか、本作は論理的・実験的に炙り出し言語化しようとする。頭でっかちだが確かに興味深い。Take 2½も見ると思う。