F

明け方の若者たちのFのレビュー・感想・評価

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
4.0
めちゃめちゃ期待してたやつ、とても良かった

描かれてる事は後から見たら本当に痛い時期のことだけど、やっぱりこの青さというか痛さって何周も回っていいよねってなる。雰囲気もセリフまわしもとても良い。この年代にしか経験できない事は確実にある。花束的な感じなのかなって思って行ったけど、どっちかというと「何者」感を感じて好き。

北村匠海の言動には「いや、お前…?」って感じがして理解できない事は多かったけど、「その誘い方はずるいよ」のセリフにだけは100パーセント同意。何ですかあれは、そこからの飲みかけハイボール出されたらもうどうしようもない、ズルすぎ。主人公も彼女も名前一切出さないのもめっちゃいい。地獄飲み会も意識高い系言葉もあまりにもあるあるで、ザって感じで尖ってて好き。途中のグロシーンだけ何で?ってなったけど総じてどのシーンも好き。3人で走るシーンめちゃめちゃ良かった。親友役いい奴すぎて

1番楽しい時期のシーンの挿入歌がきのこ帝国の東京ってだけでもう大好き。印象に残りすぎて帰り道ずっと東京を聴いてた。あの流れでヤングアダルト流すのもとてもいい。

面倒くさい人間が出てくる映画やっぱり大好きすぎる。今年はそういう映画がいっぱい観られたし、自分の好みはこういうのなんだろうなって認識できた1年だった。
劇場57本、配信も合わせると172本。特に邦画は当たり作が多くて嬉しい。来年もいろんな映画を観ていきたい。
F

F