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明け方の若者たちのacoのレビュー・感想・評価

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
3.3
ある夜 彼女は明け方を想う 、
ちょっと通づるストーリーもあり
キャスト被りもありで 。

きっとこの幸せは
いつかおわってしまうんだろうと
結末はどうにも予想してしまって 、
花束みたいな恋をしたじゃないけど
みんなが通る なんだかなぁっていう
もどかしさを想像して辛くなってたら
なんとも言えない伏線 。

出てくる音楽にお店の看板に
服に家具にインテリアに 。
わくわくしながら
流れていくストーリーに
あの新入社員時代の若かりし青春を
思い出しながら うらやましく
この4月という時期にみれたのも良き 、

不謹慎かもしれないけど 、って
なんかあの何もない日常の刺激の感覚
わかるなぁって思ってしまう 、
逆に異動になって新天地でもがいてる
自分と照らし合わせると
なんかもどかしい
みんな見えないところで頑張ってるんやと
仕事に常にやりがいがあるわけでもなく
やりたくない仕事でもこなしたり
慣れない環境でも どうにか
働いてるんやと 思う部分も言い聞かせ

ただ きっとあの頃の自分が
あの頃にこの映画と出会ってたら
きっと苦しくなってたんやろうと 。
入職したての若かりし自分に
少しでも言ってやれるのは
私もちょっとは成長できたよ 、と
死にたくなるくらい苦しいことでも
まぁなんとか やっていけるよ 、と
ひとりくらい手のひらで転がし転がされる
そんな恋愛もしたらいいと思う 、
したからこその今があるし
なんでも好きなようにやってみなさいと 。

ただ 身体は大事に 。
aco

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