おちゃ

明け方の若者たちのおちゃのレビュー・感想・評価

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
3.6
コロナなって半年くらい?自転車で馬事公苑の蔦屋書店行った時POPが魅惑的すぎて迷わず手に取り買ったくせに、読むのに2年間かかってしまった本。。
幸せな時間がはじまった瞬間、わたしは終わりを想像してしまう。彼女のきもちもすごくよくわかるし、きっと自分の身勝手な好意だけでいろんな人を苦しめてきたなと思った。逆もしかりで、わたしにとってはあの夜がすべてだった。だからあの頃が本物で、今が偽物のように思えてしまって、確かめたくて執着している。主人公にとってのあの夜と、同じようなものなのだと思う。近づこうとして勝手に負傷して傷口大きくして、もう自分で絆創膏は貼りすぎて足りなくて、血まみれになっている。
朝日から逃げるシーン、よかったなあ。彼には朝日なんかみえてなくて、彼女の後ろ姿しかみえてなかったんだろうな。
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