菊池風磨くんがラジオで紹介していたので。
途中までは作り方が「花束みたいな〜」に近いな、と思ったけど開始1時間くらいの展開で思わずえっ!と声出た。
原作未読なので実際のところはわからないけれど、恋愛作品というよりはモラトリアム作品ってかんじだったな〜。社会の厳しさとか友情とかもわりと描かれてたし、この恋愛の要素も、出会い〜別れ〜その後の心情や葛藤する様子に若さを強調するための設定に感じた。
と、いうことでタイトルがラブストーリー寄りではない「明け方の若者たち」なのにとても納得。
劇中に出てくる音楽の趣味や世間と自分との感覚の距離感において、「モテキ」より拗らせていないし、「花束〜」ほど自意識過剰ではない絶妙さが良かった。その意味では先2つの作品よりも刺さる層が広そう。
ところでサブカルチャーを好む若者の恋愛はなぜ世田谷区や杉並区で起こるのか............。(新書にありそうなタイトル)