このレビューはネタバレを含みます
学生から社会人にかけての仕事と恋愛を描いたのただの大人版青春映画。と思いきや終盤から一気に深妙なストーリーへと展開され、序盤の2人が交わしていたやり取り(『いつまで続くことはない』と男が言われ、男のみが『好きだ』と言っていたシーン)が伏線となっていたことが分かり、最後まで見入ってしまった。
世の中、希望した通りにはいかない(勝ち組にはなれない)ということを、会社と恋愛のポジションがそれを表しており、それでも現実を受け入れて前に進んでいこうとする姿勢は心地良い印象であった。
同期との友情を描くシーンも若手社会人には大変共感を得るもので、観ていて懐かしくもワクワクした。