甘口カレー

ボーはおそれているの甘口カレーのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.1
不安障害のボー。彼は母親に会う為に頑張るがトラブルが続き…

僕が大好きなアリ・アスター監督の映画って事で、公開初日に見に行きました。

まず良かったのは主人公ボーですね。
というのも、僕はボーに結構感情移入が出来たんですよね。
実は僕もボーと似たような病気を患っているので、最初の30分で彼を他人事とは思えず。ホアキンの演技も相まって非常に良い出だしだったと思います。

また、ただの可哀想な男の話にしなかった所がミソ。
所々笑えたり、怖かったり、気持ち悪かったりして、最後まで飽きませんでした。
アリ・アスター監督の
俺はこうゆうのが好き!
ってのが非常に伝わってきましたね。
こうゆう監督の癖が出てる映画好きですよ。

ついでに言うと、お話の構成も好みでした。
概ね話は4つに分けられます。
それぞれの話に個性がありました。
個人的には最初のアパートのくだりが好きでしたね。結構笑えました。

ただ不満点を挙げるなら、森の演劇のパートは少し長かった気が。
他のパートと比べると必要性がそんなに無いので、もう少し早めに切り上げて欲しかったですかね。

3時間もあるし、監督の癖が出まくってる映画なので、ちょっと他人にオススメしづらいですが、変わった映画が好きな人には強くオススメします。
甘口カレー

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