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ボーはおそれているのsammyのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.0
018/2024

いや こんなんボーじゃなくても恐れるわ。

A24&アリ◦アスターという例の組み合わせなので覚悟して臨みましたが…
それにしても疲れた…。
母親に会いにいくストーリーという前情報はあったのでスティーブ◦マーチンの「大災難P.T.A」みたいなやつかと思ってたら全然違った。

登場する人物みんなアタマおかしいんだもんなー。
こんな脚本どうやって考えるんだろう?

呪いレベルにまで及んでいそうな母親との確執。
もうどうしたらいいの?

生まれる胎児の主観で始まる冒頭はすごいインパクト。
途中何度か水が象徴的に描かれていますが
あれは羊水を意味してるのでしょうか。
夢野久作の「ドグラ◦マグラ」の巻頭歌に「胎児よ胎児よなぜ踊る 母親の心がわかっておそろしいのか」と言うのがありますがまさにそれですよね。

前半は割とシュールなコメディ要素満載(それでもかなり悲惨だけど)で笑える所も多いんだけど
中盤から後半にかけては一体何を見せられているんだというような悪夢的な映像が延々と続く。
まーそれが楽しいんだけど。

トニとジーヴスのイカれっぷりが凶悪すぎて怖い。
どっちが本当なの?

セックスのシーン
思わず「そっちかーい!」

父親…いやダメじゃん!w
ゲーム 女神転生やペルソナシリーズの悪魔マーラのまんまw
(気になる方は「悪魔 マーラ」で検索)

森の劇団のシーンで出てくるアニメは「オオカミの家」みたいだなと思って観てたら本当にホアキン◦コシーニャとクリストバル◦レオンが作ってるというのを聞いて驚いた。


中庸を知るべし。
それを罪と呼ぶのか…
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